2017年2月28日火曜日

3月12日 APAST主催イベント 「形骸化した原子力技術」

APAST主催イベント 「形骸化した原子力技術」あの3.11から6周年を期して、原発の安全性を基本から問い直す。
2017年3月12日(日) 13:00開場 13:30~17:15
一般:1000円 学生・APAST会員:500円
加瀬の貸し会議室 入谷ホール アクセス
東京都台東区入谷1‐27‐4 プラーズ入谷2階(日比谷線入谷駅3番出口 徒歩3分)

原子力技術の歴史をみると、緊急炉心冷却装置(ECCS)など多くの技術が、その機能を工学的に証明されないまま実装され、実証性を欠いたまま稼働してきた。
原子力施設の事故やトラブルを概観しつつ、多度津工学試験所の「耐震実証試験」等、根拠のない耐震裕度の幻想を喧伝してきたことと、困難な技術課題や破局的な過酷事故の発生を無視あるいは矮小化し、「技術の形骸化」に陥って、原子力技術が「安全神話」という自滅への道をたどったプロセスをみる。
「市民の立場からみた安全性」と「原子力事業者における安全性」の違いを明らかにしつつ、未だに誤った確率論的リスク評価の幻想から解放されない原子力推進体制を徹底的に批判する。

『原子力技術はどのように形骸化したか』
後藤政志(APAST理事長・元原発技術者)
『原子力開発はどのように挫折したか』
筒井哲郎(APAST理事・元プラント技術者)
◉パネラー 佐藤国仁(佐藤R&D代表・機械安全技術士)+久保文彦(上智大学神学部講師)
◉モデレーター 寺井律子(APAST事務局)
第一部【基調講演】13:30~15:30
『原子力技術はどのように形骸化したか』
後藤政志
✹事故時に冷却できない緊急冷却装置
✹工学的根拠のない耐震余裕
✹信頼性のない過酷事故対策
『原子力開発はどのように挫折したか』
筒井哲郎
✹原子力船 むつ
✹六ヶ所 核燃料再処理工場
✹高速増殖炉 もんじゅ
休憩 15:30~15:45
第二部【パネルディスカッション】15:45~17:15
◉パネラー 後藤政志+筒井哲郎+佐藤国仁+久保文彦
◉モデレーター 寺井律子
✹イベント終了後、懇親会も開催します。17:30~19:30
(近隣の飲食店にて。参加ご希望の方は当日休憩時間までにお申し出ください。)
主催:NPO法人 APAST http://apast.jp